梅田かん子 展 – Gestalt –

梅田かん子 展 – Gestalt –

*諸事情により会期延期(6/14開始 ==> 6/21開始)となりました。ご予定いただいておりました皆様、誠に申し訳ございません。

昔から私の作品をご覧いただいている方から「昔みたいな作風の作品もまた見たいな」と言われる事があります。私としては制作におけるコンセプトや好きなものは変わってないつもりですが、10年、20年と作り続けているとやはり変化している様です。一つ一つの線が集合して太い線になる様に、輪郭のない模様が集まって一つの形を作る様に、ただただ作り続けた作品が「いま」の形となっています。(梅田かん子)

前回の2022年の個展の際の展覧会名は「図と地」でした。そして今回は「Gestalt」。広く知られているゲシュタルト心理学では、対象としてのゲシュタルトの認知を問題にする際、白と黒で塗り分けられた「図と地」の図形がよく用いられるので、ゲシュタルトが「図と地」の画像の総称として用いられる場合もある。とあります。背景から分離して知覚される部分(形)を「図」、背景となるものを「地」。季節により植物、動物、日用品など、描くモチーフは変わるが、制作の中で「図と地」は、彼女が以前から最も大事にしている部分。本展では、素地の形状に合わせて「図と地」を意識しながら加飾を施した、蓋杯、茶杯、蓋物、一輪挿し、小皿、カップ、馬上盃、飯碗や器など40-50点ほどの出展を予定しております。

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