鈴木 秀昭 個展

鈴木 秀昭 個展

【時間】10:00-17:00

【場所】縁煌2Fギャラリー

【作家在廊予定日】10/22、23

*会期中無休

私の制作にあたっての主眼は「装飾」で、上絵や下絵の技法で模様を描くもの、ひも作りによるテクスチャーで立体的に模様を成すもの、その二つを合わせるという三種の作品を軸に制作しています。異なる装飾方法によって作品が変貌し、存在感を増す可能性に着目しています。粘土で作る形は、立体的で不規則なキャンバスであると捉えています。その表面に緻密な独自のデザインを施すことで、曼荼羅のような宇宙観へつながることを意図しています。模様を描く作品には、九谷焼特有の色絵素材(上絵の具、赤、黒、金箔、銀箔、金液など)を使い、繰り返し焼成していくことで全体のデザインを完成させます。形の上に模様を描きながら、そこに広く深い小宇宙が現れるように、細かく複雑なデザインで覆っていきます。ひも作りや上絵による装飾技法を用いることによって、自然物の持つ美しさと神秘、たとえばハチの巣や木の葉の葉脈に宿るように感じられる精神性を、作品の小宇宙に反映させたいという思いを持って制作しています。(鈴木秀昭)

当店初個展の今回は、オブジェ、皿、酒器、抹茶碗、香合、陶額等、約30点の出展を予定しております。どうぞこの機会にご高覧いただけますと幸いです。

On View & Upcoming